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先週の話で恐縮だがSCAJにいってきた。 前回はコロナ前2019だったので懐かしさすらあった。 ゆりかもめで会場に向かったのはこれまた久しぶりで、「東京ビッグサイト」に駅名が変わったことさえ知らなかった。 電車の時間検索に時間がかかってしまった。どうやら2019年に変わっていたらしい。2019年のときはバスで行っていたから気づかなかったようだ。かつては「国際展示場」と入力すると国際展示場駅と国際展示場正門前駅の二つが選べるようになり、前者はりんかい線、後者がゆりかもめと、頭の中に描いていたので駅がなくなったのかと思った。 チケットの予約もし忘れたのでどうしようかと思っていたが、懇意にしてもらっているワールド珈琲商会からチケットを送っていただいたので、急遽参加することにしてみた。 かなりの人ごみに驚いた。ただでさえ人混みが好きでなくなっていたなかでのコロナ禍でさらに人混みが苦手になっていたので、少々疲れてしまったのは事実。それでもコーヒーのイベントでこれだけの人が動くということには感動。 前回よく見られなかった下村企販をじっくりと見て回る。 細口ポット、いいな。 今回はお茶器具も紹介されていたり、アウトドア用の商品も展示されており、見ていて興味をひかれた。 10数年前に購入したアウトドア用のロースターとくらべ手回し部分が改良されている。 ハニー、アナエロビックなどと新しく、注目されているコーヒーは軽快かつ香り高く、おいしさを感じられる。 このような会場の中にあってはこれらの味でさえ、当たり前のように感じてしまうところは魔力である。当たり前ではないのだ、素晴らしいことなのに。 そんななかで私が一番落ち着いたのはエチオピアコーヒー協会のブースでのモカの味。 「モカ!」といった味わいで、郷愁さえ感じられる。 かつてアデンでランボーが扱ったであろうエチオピアコーヒーもこの味がしたのだろうか。 15年ほど前には当たり前だった味わいをその場で感じられたことは幸いであった。 たぶん私の感覚は現代の日本においてはもう時代遅れなのだろう。それでも事実として印象に残ったコーヒーの味なのだ。 年を取るのも面白いものだ。
2023-10-07 10:01:34
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