豆のままである場合、焙煎日から4週間、粉の場合は2週間がおいしく飲んでいただける最大の期間です。
その期間内でも、直射日光の当たらない冷暗所で、外気に触れないようにして保存することが必要です。
昨今の夏場はタッパーウェアやジップ付き袋に入れたのち冷蔵庫を使用することも考慮に入れたほうがいいかもしれません。
その際には飲むときに豆(粉)を使う分だけ出し、常温に戻してからお湯を注いでください。
冷たいままだとお湯の温度が下がりすぎてしまいます。
当店では一部の商品をのぞいては100gずつの梱包にしております。
このことも余計な外気に触れないことと、香りを少しでも維持できるようにしております。
おすすめは「豆のまま」です。
コーヒーに含まれている二酸化炭素はガスとして排出されるとき香りを放出します。粉にすると表面積が大きくなるのでその分香りの放出が早くなります。
一方、粉の利点としては簡単、便利であることです。豆を挽くミルの準備や掃除の必要もありませんのですぐに取り扱うことができます。また短期間で飲み終えるのであれば、手間もかからず(時間によるガスの放出が少ないので)香りの損ないも少ないため影響は少ないかと思われます。
ライフスタイルにあわせてどちらを選ぶかはそれぞれですが、迷うようであれば「香り」をどれほど重視するのかということを視野にしたり、実際に一カ月ほどたった豆の状態のものと粉の珈琲を飲み比べてみることをしてもいいのかもしれません。